【市況】東京株式(大引け)=747円安と急落、コロナ変異株への懸念で全面安
26日の東京株式市場で日経平均株価は大幅安。南アフリカで検出された新型コロナウイルス変異株への警戒感から売りが膨らみ、一時900円近い下落となった。
大引けの日経平均株価は前日比747円66銭安の2万8751円62銭。東証1部の売買高概算は13億290万株。売買代金概算は2兆9993億円となった。値上がり銘柄数は152、値下がり銘柄数は1992と全体の約91%、変わらずは39銘柄だった。
日経平均株価は10月29日以来、約1カ月ぶりとなる2万9000円割れに落ち込んだ。一時、2万8600円台まで売られた。南アフリカで新型コロナウイルスの新たな変異株が検出されたとの報道が嫌気され、リスクオフの動きが強まった。この変異株は免疫反応回避などの特徴を持ち、深刻な懸念をもたらす可能性があるとみられ、英政府は南アフリカを含めアフリカ6カ国の航空機乗り入れの一時禁止を発表したことも警戒された。これを受け、先物を中心に仕掛け売りが膨らんだとの見方もあった。コロナ変異株に対する警戒感が高まり、33業種全てが下落する全面安となった。
【市況】日経平均は大幅反落、コロナ変異株懸念、一時900円近い下落/相場概況
日経平均は大幅反落。25日の米国市場は感謝祭の祝日で休場だった。ただ、南アフリカの国立伝染病研究所などが新型コロナウイルスの新たな変異株を確認したと発表。免疫を回避する性質や感染力が高いとされ、本日の日経平均はこれを懸念して174円安からスタートすると、寄り付き後も下げ幅を大きく拡大。香港でも旅行者から変異株が検出されてハンセン指数が大幅安となるなどリスク回避ムードが広がるなか、日経平均は後場に28605.61円(前日比893.67円安)まで下落する場面があった。
大引けの日経平均は前日比747.66円安の28751.62円となった。終値としては10月25日以来およそ1カ月ぶりの安値水準で、下げ幅は6月21日以来の大きさ。東証1部の売買高は13億0290万株、売買代金は2兆9993億円だった。業種別では、全33業種がマイナスとなり、空運業、不動産業、陸運業、金属製品、非鉄金属が下落率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の91%、対して値上がり銘柄は7%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 急反落、コロナ変異株への警戒感から2万9000円割れ (11月26日)
1.日経平均は747円安と急反落、全業種下落の全面安に
2.南アで検出された新型コロナ変異株への警戒感が台頭
3.リスクオフ姿勢強まり1ヵ月ぶりの2万9000円割れ
4.JALやANAHDなど空運株が安く、HISが大幅安
5.自社株買い発表が好感されシチズンや住友大阪が逆行高
■東京市場概況
前日の米国市場は、感謝祭(サンクスギビング)の祝日で休場だった。
東京市場では、日経平均株価は大幅安。南アフリカで検出された新型コロナウイルス変異株への警戒感から売りが膨らみ、一時900円近い下落となった。
日経平均は10月29日以来、約1ヵ月ぶりとなる2万9000円割れに落ち込んだ。一時、2万8600円台まで売られた。南アフリカで新型コロナウイルスの新たな変異株が検出されたとの報道が嫌気され、リスクオフの動きが強まった。この変異株は免疫反応回避などの特徴を持ち、深刻な懸念をもたらす可能性があるとみられ、英政府は南アフリカを含めアフリカ6カ国の航空機乗り入れの一時禁止を発表したことも警戒された。これを受け、先物を中心に仕掛け売りが膨らんだとの見方もあった。コロナ変異株に対する警戒感の高まりから33業種全てが下落する全面安となった。
日経平均・・・28,751.62円 -747.66円
TOPIX・・・1,984.98円 -40.71円
JPX日経400・・・17,917.41円 -362.57円
日経JASDAQ・・・3,948.71円 -37.84円
東証マザーズ・・・1,128.66円 -9.62円
東証REIT指数・・・2,069.18円 -4.31円
米ドル円・・・113.93円 -1.45円
ユーロ/円・・・128.48円 -0.92円
NYダウ・・・35,804.38円 -9.42円
NASDAQ・・・15,845.22円 70.08円
上海総合・・・3,564.08円 -20.08円
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