【市況】東京株式(大引け)=182円安と反落、円高も警戒され上値重い展開
5日の東京株式市場で日経平均株価は反落。積極的な買いは手控えられるなか、円高が進行し利益確定売りが優勢な展開となった。
大引けの日経平均株価は前日比182円80銭安の2万9611円57銭。東証1部の売買高概算は12億6664万株。売買代金概算は2兆9916億円となった。値上がり銘柄数は540と全体の約25%、値下がり銘柄数は1591、変わらずは52銘柄だった。
前日の米株式市場では、NYダウが下落したものの、ナスダック指数は9日続伸し最高値を更新した。ただ、米長期金利の低下を受け、為替は1ドル=113円60銭前後へ円高が進行した。こうしたなか、日経平均株価は寄り付きこそは値を上げてスタートしたが、買い一巡後はマイナスに転じた。今週に入り日経平均株価が大幅に上昇していることもあり利益確定売りが優勢となった。また、今晩は米10月雇用統計が発表されることから、積極的な売買は手控えられた。
【市況】日経平均は反落、米雇用統計前に利益確定売り、海運は大幅続落/相場概況
日経平均は反落。4日の米株式市場でNYダウは6日ぶりに反落し、33ドル安となった。ただ、長期金利の低下でハイテク株が買われ、ナスダック総合指数は連日で過去最高値を更新。本日の日経平均は米ハイテク株高の流れを引き継いで46円高からスタートしたが、寄り付きをこの日の高値にマイナス転換すると、後場には29504.07円(前日比290.30円安)まで下落する場面があった。今晩の米10月雇用統計の発表を前に目先の利益を確定する売りが出たほか、円相場の上昇やアジア株の下落などが重しとなった。
大引けの日経平均は前日比182.80円安の29611.57円となった。東証1部の売買高は12億6664万株、売買代金は2兆9916億円だった。業種別では、海運業、鉄鋼、倉庫・運輸関連業が下落率上位だった。一方、水産・農林業、その他製品、金属製品が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の73%、対して値上がり銘柄は25%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 反落、為替の円高進行で利益確定売りが優勢 (11月5日)
1.日経平均は182円安と反落、為替の円高進行も警戒要因に
2.米国ではNYダウは下落もナスダックは9日連続高で最高値
3.今晩の米10月雇用統計を前に積極的な売買は手控えられる
4.郵船や商船三井など海運株が安く、日本製鉄やトヨタが軟調
5.SUMCOやレーザーテク、東エレクなど半導体関連株が堅調
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比33ドル安と6日ぶりに反落した。米長期金利が低下し、利ざや縮小懸念からゴールドマン<GS>やJPモルガン<JPM>などが下落した。
東京市場では、日経平均株価は反落。積極的な買いは手控えられるなか、円高が進行し利益確定売りが優勢な展開となった。
前日の米株式市場では、NYダウが下落したものの、ナスダック指数は9日続伸し最高値を更新した。ただ、米長期金利の低下を受け、為替は1ドル=113円60銭前後へ円高が進行した。こうしたなか、日経平均は寄り付きこそは値を上げてスタートしたが、買い一巡後はマイナスに転じた。今週に入り日経平均が大幅に上昇していることもあり利益確定売りが優勢となった。また、今晩は米10月雇用統計が発表されることから、積極的な売買は手控えられた。
日経平均・・・29,611.57円 -182.8円
TOPIX・・・2,041.42円 -14.14円
JPX日経400・・・18,397.89円 -111.3円
日経JASDAQ・・・4,003.68円 -12.12円
東証マザーズ・・・1,152.32円 8.88円
東証REIT指数・・・2,093.64円 6.69円
米ドル円・・・113.94円 -0.27円
ユーロ/円・・・131.35円 -0.81円
NYダウ・・・36,124.23円 -33.35円
NASDAQ・・・15,940.30円 128.72円
上海総合・・・3,491.56円 -35.29円
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