【市況】東京株式(大引け)=200円安と続落、不透明感強く上値重い
22日の東京株式市場で日経平均株価は続落。中国恒大集団の債務問題などに対する不透明感が強く、上値の重い展開が続いた。
大引けの日経平均株価は前日比200円31銭安の2万9639円40銭。東証1部の売買高概算は12億359万株。売買代金概算は2兆8901億円となった。値上がり銘柄数は287と全体の約13%、値下がり銘柄数は1847、変わらずは53銘柄だった。
前日の米株式市場では、NYダウが50ドル安と4日続落。これを受けた東京市場も下落してスタートした。午前10時過ぎに、「中国恒大集団が23日の利払いを実施すると発表した」と伝わると買いが優勢となり、日経平均株価は一時プラス圏に浮上する場面があった。しかし、恒大集団の社債の利払いは今後も続くことから、買い一巡後は再び下落した。今晩には、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表が予定されているが、東京市場は明日が休場となることもあり様子見姿勢が強く、後場は一進一退が続いた。
【市況】日経平均は続落、米中不確実性見極めたいとの思惑で手仕舞い売り優勢/相場概況
日経平均は続落。21日の米国市場でのNYダウは50.63ドル安と4日続落。中国恒大集団の経営問題への懸念がくすぶるなか、米連邦公開市場委員会(FOMC)結果公表を明日に控えた警戒感から、ダウは上昇して始まったが結局下落に転じた。主力ハイテク株の一角には押し目買いが入りナスダック総合指数は3日ぶりに反発したが上げ幅は限定的だった。戻りの鈍い米国市場の動きを受け、日経平均は94.98円安の29744.73円でスタート。前日の急落後とあって自律反発狙いの買いから下げ渋る場面も見られたが、様子見ムードも強く、前場中頃には265.83円安の29573.88円まで下押しした。その後、中国恒大集団が23日に期日到来の人民元建て債の利払いを実施すると伝わったことで急速に下げ幅を縮小し、一時は28.39円高の29868.10円と上昇に転じる場面もあった。ただ、祝日を前にした利益確定売りも出て、前引けにかけては改めて下げ幅を3桁に拡げた。中国恒大集団の行方や明日に控えるFOMC公表結果を見極めたいとの思惑から、後場は前引け水準でのもみ合いが続いた。
大引けの日経平均は前日比200.31円安の29639.40円となった。東証1部の売買高は12億0359万株、売買代金は2兆8901億円だった。セクターでは卸売業、食料品、機械などが下落率上位に並んだ一方、海運業、不動産業、鉱業の3業種が上昇となった。東証1部の値下がり銘柄は全体の84%、対して値上がり銘柄は13%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 続落、中国恒大集団の債務問題などで上値は重い (9月22日)
1.日経平均は前日比200円安と続落、上値の重い展開が続く
2.中国恒大集団の23日利払いは実施の報道で、一時プラス圏に
3.今晩FOMCの結果発表も、東京市場は明日休場で様子見に
4.伊藤忠や三井物、三菱商などの大手商社株に売りが膨らむ
5.郵船や商船三井、川崎汽など海運株には引き続き買いが流入
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは50ドル安と4日続落した。中国恒大集団の懸念経営不安懸念がくすぶるほか、FOMCの結果発表を22日に控えていることもあり、買い一巡後は失速した。
東京市場では、日経平均株価は続落。中国恒大集団の債務問題などに対する不透明感が強く、上値の重い展開が続いた。
前日の米株式市場では、NYダウは4日続落。これを受けた東京市場も下落してスタートした。午前10時過ぎに、「中国恒大集団が23日の利払いを実施すると発表した」と伝わると買いが優勢となり、日経平均は一時プラス圏に浮上する場面があった。しかし、恒大集団の社債の利払いは今後も続くことから、買い一巡後は再び下落した。今晩には、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表が予定されているが、東京市場は明日が休場となることもあり様子見姿勢が強く、後場は一進一退が続いた。
日経平均・・・29,639.40円 -200.31円
TOPIX・・・2,043.55円 -21円
JPX日経400・・・18,478.69円 -193.6円
日経JASDAQ・・・4,043.40円 -20.76円
東証マザーズ・・・1,127.81円 -10.88円
東証REIT指数・・・2,081.07円 -25.51円
米ドル円・・・109.51円 -0.12円
ユーロ/円・・・128.43円 -0.12円
NYダウ・・・33,919.84円 -50.63円
NASDAQ・・・14,746.39円 32.49円
上海総合・・・3,628.48円 14.52円
0コメント