【市況】東京株式(大引け)=279円高、ナスダック高と円安受け約1カ月ぶり高値圏浮上
15日の東京株式市場は買い優勢の展開となり、日経平均は2万9400円近辺でいったん戻り売りを浴びたものの後場買い直され、高値圏で売り物を吸収した。
大引けの日経平均株価は前営業日比279円50銭高の2万9441円30銭と続伸。東証1部の売買高概算は9億7279万株、売買代金概算は2兆3725億円。値上がり銘柄数は1218、対して値下がり銘柄数は841、変わらずは135銘柄だった。
きょうの東京市場はリスク選好の地合いだった。前日の米国株市場でハイテク株比率の高いナスダック総合指数が過去最高値に買われたほか、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も戻り歩調を強めていることで、半導体関連などを中心に買いが優勢となった。15~16日の日程で行われるFOMCの結果とその後のパウエルFRB議長の会見を見たいという思惑はあるものの、FOMC通過後に高いとみた向きの買いが前倒し的に流入した。外国為替市場でドルが買われ足もと1ドル=110円台の推移と円安に振れたことも輸出株には有利な材料となった。一方、鉄鋼、空運など景気敏感セクターには利食い圧力が表面化し、値上がり銘柄数は1200強にとどまった。結局、日経平均は2万9400円台で着地。5月10日以来約1カ月ぶりとなる高値水準に。
【市況】日経平均は続伸、米ハイテク株高受け1カ月ぶり高値/相場概況
日経平均は続伸。14日の米国市場でNYダウは3日ぶりに反落し、85ドル安となった。15~16日に開催される連邦公開市場委員会(FOMC)を前に持ち高調整の売りが出た。一方、長期金利の安定推移を受けてハイテク株比率の高いナスダック総合指数は0.7%の上昇となり、およそ1か月半ぶりに過去最高値を更新。本日の東京市場でも米ハイテク株高を受けて投資家心理が上向き、日経平均は94円高からスタートすると、引けにかけて29480.85円(前日比319.05円高)まで上昇する場面があった。
大引けの日経平均は前日比279.50円高の29441.30円となった。終値としては5月10日以来の高値水準。東証1部の売買高は9億7279万株、売買代金は2兆3725億円だった。業種別では、医薬品、金属製品、精密機器が上昇率上位だった。一方、空運業、証券、鉄鋼が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の56%、対して値下がり銘柄は38%となった。
【市況】【↑】日経平均 大引け| 続伸、半導体関連が買われ1ヵ月ぶりの高値水準 (6月15日)
1.日経平均は続伸、後場買い直され2万9000円台半ばまで上昇
2.米国株市場でナスダック総合指数が最高値を更新し追い風に
3.半導体関連などFOMC通過後の株上昇を見込んだ買いが優勢
4.為替市場が1ドル110円台まで円安方向に振れたことも好材料
5.トヨタが初の1万円大台乗せ達成、エーザイも大商いで高い
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比85ドル安と3日ぶりに反落した。FOMCを控え、消費関連株や景気敏感株中心に売りが優勢となった。
東京市場では買い優勢の展開となり、日経平均株価は2万9400円近辺でいったん戻り売りを浴びたものの後場買い直され、高値圏で売り物を吸収した。
15日の東京市場は、リスク選好の地合いだった。前日の米国株市場でハイテク株比率の高いナスダック総合指数が過去最高値に買われたほか、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も戻り歩調を強めていることで、半導体関連などを中心に買いが優勢となった。15~16日の日程で行われるFOMCの結果とその後のパウエルFRB議長の会見を見たいという思惑はあるものの、FOMC通過後に高いとみた向きの買いが前倒し的に流入した。外国為替市場でドルが買われ足もと1ドル=110円台の推移と円安に振れたことも輸出株には有利な材料となった。一方、鉄鋼、空運など景気敏感セクターには利食い圧力が表面化し、値上がり銘柄数は1200強にとどまった。結局、日経平均は2万9400円台で着地。5月10日以来約1ヵ月ぶりとなる高値水準に。
日経平均・・・29441.3円 279.5円
TOPIX・・・1975.48円 15.73円
JPX日経400・・・17833.47円 149.41円
日経JASDAQ・・・3962.53円 6.14円
東証マザーズ・・・1204.63円 5.91円
東証REIT指数・・・2151円 -6.97円
米ドル円・・・110.09円 0.4円
ユーロ/円・・・133.35円 0.44円
NYダウ・・・34393.75円 -85.85円
NASDAQ・・・14174.14円 104.71円
上海総合・・・3556.55円 -33.18円
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