【市況】東京株式(大引け)=97円高、3日ぶり反発も模様眺めで上値重い
10日の東京株式市場は、様子見ムードが漂うなか日経平均は頑強な値動き。寄り付きこそ安く始まったもののその後は切り返した。ただ上値も重かった。
大引けの日経平均株価は前営業日比97円76銭高の2万8958円56銭と3日ぶり反発。東証1部の売買高概算は10億2805万株、売買代金概算は2兆4042億円。値上がり銘柄数は991、対して値下がり銘柄数は1066、変わらずは136銘柄だった。
きょうの東京市場は、前日の米国株市場でNYダウが3日続落したほか、ナスダック総合指数も終盤失速してマイナス圏で引けたことで、朝方取引開始前は手控え感が強かった。しかし売り圧力は限定的であり、安かったのは取引開始直後のみで、すぐにプラス圏に浮上した。新型コロナワクチンの普及が進んでいることから、経済活動が正常化することへの期待が全体相場を支えた。ただ一方で、あすにメジャーSQ算出を控え上値も重く、日本時間今晩に発表される5月の米消費者物価指数の結果を見極めたいとの思惑もあり、買いポジションを積極的に高める動きは見られなかった。日経平均は後場も高値圏で売り物を吸収し売買代金も増勢ながら、値下がり銘柄数が1000を超え、値上がり銘柄数を上回った。なお、TOPIXはわずかながら前日終値を下回って着地している。
【市況】日経平均は3日ぶり反発、米CPI前に堅調もみ合い/相場概況
日経平均は3日ぶり反発。9日の米国市場でNYダウは3日続落し、152ドル安となった。注目される5月消費者物価指数(CPI)の発表を10日に控え、高値警戒感から売りが出た。本日の日経平均もこうした流れを引き継いで61円安からスタート。ただ、国内での新型コロナウイルスワクチンの普及から先行き期待も根強くあり、寄り付きをこの日の安値にプラスへ切り返すと、前場中ごろには一時29007.53円(前日比146.73円高)まで上昇した。その後は米CPIの結果を見極めたいとの思惑から堅調もみ合いの展開が続いた。
大引けの日経平均は前日比97.76円高の28958.56円となった。東証1部の売買高は10億2805万株、売買代金は2兆4042億円だった。業種別では、海運業、パルプ・紙、精密機器が上昇率上位だった。一方、水産・農林業、銀行業、建設業が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の45%、対して値下がり銘柄は49%となった。
【市況】【↑】日経平均 大引け| 3日ぶり反発、ワクチン普及を好感し買い優勢 (6月10日)
1.日経平均は3日ぶり反発、米国株軟調も売り圧力は限定的
2.メジャーSQ前で上値が重く、5月の米消費者物価指数待ち
3.新型コロナワクチンの普及で、経済正常化期待が相場の支えに
4.個別は値下がり銘柄数が1000を超え、値上がり数を上回る
5.レーザーテック切り返し、エーザイは大きく利食われる展開に
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比152ドル安と3日続落した。10日に発表される米5月の消費者物価指数(CPI)を前に利益確定売りが優勢となった。
東京市場では、様子見ムードが漂うなか日経平均株価は頑強な値動き。寄り付きこそ安く始まったもののその後は切り返した。ただ上値も重かった。
10日の東京市場は、前日の米国株市場でNYダウが3日続落したほか、ナスダック総合指数も終盤失速してマイナス圏で引けたことで、朝方取引開始前は手控え感が強かった。しかし売り圧力は限定的であり、安かったのは取引開始直後のみで、すぐにプラス圏に浮上した。新型コロナワクチンの普及が進んでいることから、経済活動が正常化することへの期待が全体相場を支えた。ただ一方で、明日に先物・オプションSQ算出を控え上値も重く、日本時間今晩に発表される5月の米消費者物価指数の結果を見極めたいとの思惑もあり、買いポジションを積極的に高める動きは見られなかった。日経平均は後場も高値圏で売り物を吸収し東証1部の売買代金も増勢ながら、値下がり銘柄数が1000を超え、値上がり銘柄数を上回った。なお、TOPIXはわずかながら前日終値を下回って着地している。
日経平均・・・28958.56円 97.76円
TOPIX・・・1956.73円 -0.41円
JPX日経400・・・17664.8円 -1.65円
日経JASDAQ・・・3940.6円 7.89円
東証マザーズ・・・1181.21円 7.03円
東証REIT指数・・・2156.3円 4.96円
米ドル円・・・109.47円 0.03円
ユーロ/円・・・133.3円 -0.02円
NYダウ・・・34447.14円 -152.68円
NASDAQ・・・13911.75円 -13.16円
上海総合・・・3610.85円 19.46円
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