【市況】東京株式(大引け)=461円安と大幅続落、米インフレ懸念背景に売り優勢
12日の東京株式市場で日経平均株価は大幅続落。米国でインフレ懸念が台頭するなか、先行き不透明感から売りが膨らむ展開となった。
大引けの日経平均株価は前日比461円08銭安の2万8147円51銭。東証1部の売買高概算は15億2939万株。売買代金概算は3兆4014億200万円となった。値上がり銘柄数は349と全体の約16%、値下がり銘柄数は1795、変わらずは48銘柄だった。
11日の米株式市場では、NYダウが473ドル安と大幅続落。インフレ懸念の高まりを背景に景気敏感株などに売りが膨らんだ。ただ、10日に急落したナスダック指数は下げ渋った。この流れを引き継いだ東京市場は、朝方は上昇して始まったが、買い一巡後はマイナス圏に転落。アジア市場で台湾・加権指数が急落していることなども警戒された。後場に入り一段安となり、一時700円を超す下落で2万8000円を下回る場面があった。ただ、下値には買いが入り、引けにかけては下げ幅を縮小した。市場では、今晩発表予定の米4月消費者物価指数(CPI)を注視している。
【市況】日経平均は大幅続落、米CPI前に警戒感拭えず売り優勢/相場概況
前日の米国市場では引き続きインフレと長期金利上昇への警戒感から売りが優勢で、景気循環株を中心に利益確定売りが出たことでNYダウは大きく続落した。一方、ハイテク株は取引後半に持ち直し、ナスダック総合指数は小幅な下落にとどまった。米ハイテク株安の目先の一服感を受けて、前日に900円超と大幅下落した日経平均は自律反発で100円高のスタート。しかし、今晩の米消費者物価指数(CPI)を前に依然として警戒感はくすぶっており、すぐに下落に転じると、短期筋による先物主導の売りが嵩むと一時は700円安と28000円を割り込む場面も見られた。その後は突っ込み警戒感からの買い戻しも入り、28000円を回復したが、戻りは鈍く膠着感の強い動きとなった。
大引けの日経平均は前日比461.08円安の28147.51円となった。東証1部の売買高は15億2939万株、売買代金は3兆4014億円だった。セクター別では、海運業、石油・石炭製品、鉄鋼、卸売業、機械などが下落率上位に並んだ。一方、保険業、ゴム製品の2業種のみが上昇した。東証1部の値上がり銘柄は15%、対して値下がり銘柄は全体の81%であった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 大幅続落、朝高も米インフレ警戒感で売り優勢 (5月12日)
1.日経平均は前日比461円安と大幅続落、後場に下げ幅拡大
2.11日のNYダウは473ドル安、インフレ警戒感が台頭
3.日経平均は一時、2万8000円割れに下落する場面も
4.東エレクやレーザーテク、ソニーGなど主力ハイテク株が安い
5.後場に決算発表したトヨタは自社株買いや株式分割実施で上昇
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比473ドル安と大幅続落した。米景気回復によるインフレ懸念の高まりを背景に景気敏中心に売りが優勢となった。
東京市場では、日経平均株価は大幅続落。米国でインフレ懸念が台頭するなか、先行き不透明感から売りが膨らむ展開となった。
11日の米株式市場では、NYダウが大幅続落。インフレ懸念の高まりを背景に景気敏感株などに売りが膨らんだ。ただ、10日に急落したナスダック指数は下げ渋った。この流れを引き継いだ東京市場は、朝方は上昇して始まったが、買い一巡後はマイナス圏に転落。アジア市場で台湾・加権指数が急落していることなども警戒された。後場に入り一段安となり、一時700円を超す下落で2万8000円を下回る場面があった。ただ、下値には買いが入り、引けにかけては下げ幅を縮小した。市場では、今晩発表予定の米4月消費者物価指数(CPI)を注視している。
日経平均・・・28147.51円 -461.08円
TOPIX・・・1877.95円 -27.97円
JPX日経400・・・16914.09円 -259.44円
日経JASDAQ・・・3843.01円 -46.65円
東証マザーズ・・・1095.85円 -21.5円
東証REIT指数・・・2055.78円 -15.4円
米ドル円・・・108.69円 -0.25円
ユーロ/円・・・131.78円 -0.49円
NYダウ・・・34269.16円 -473.66円
NASDAQ・・・13389.42円 -12.43円
上海総合・・・3462.75円 20.9円
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