【市況】東京株式(大引け)=160円高、景気敏感株など買われ3日続伸
週明け10日の東京株式市場は買いが先行し、日経平均は一時300円を超える上昇をみせる場面があった。ただ、後場は上値が重くなり上げ幅を縮小している。
大引けの日経平均株価は前営業日比160円52銭高の2万9518円34銭と3日続伸。東証1部の売買高概算は11億2670万株、売買代金概算は2兆4641億6000万円。値上がり銘柄数は1482、対して値下がり銘柄数は614、変わらずは95銘柄だった。
きょうの東京市場は、前週末の欧米株高を受け大型株をはじめ広範囲に買い優勢の展開となった。前週末の米国株市場では、注目された4月の米雇用統計が事前の市場コンセンサスを大幅に下回り、これを受けて金融緩和環境が長期化するとの思惑からリスク選好の流れとなり、NYダウは連日の最高値更新となった。これを東京市場でも引き継ぐ格好となった。寄り付きこそ売り買いを交錯させていたが、その後急速に上値指向に。前場後半には2万9700円近辺まで水準を切り上げた。ハイテク株は安い銘柄も目立つ展開だったが、鉄鋼などの景気敏感株に投資資金が集中し全体を押し上げた。新型コロナウイルス感染拡大への影響が警戒されたほか、一部の値がさ株への売りが足を引っ張り、後場は上げ幅を縮小したが、日経平均は3週間ぶりの高値圏で着地している。
【市況】日経平均は3日続伸、米緩和長期化を意識、決算ピークで伸び悩みも/相場概況
日経平均は3日続伸。7日の米国市場でNYダウは229ドル高と5日続伸し、3日連続で過去最高値を更新した。4月の雇用統計で雇用者数の伸びが市場予想を大幅に下回ったが、金融緩和の長期化につながると受け止められた。本日の日経平均もこうした流れを引き継いで19円高からスタートすると、前場中ごろには一時29685.41円(前週末比327.59円高)まで上昇。ただ、今週は国内で企業決算の発表がピークを迎えるほか、引き続き海外経済指標の発表も多く、買いが一巡すると伸び悩む展開となった。
大引けの日経平均は前週末比160.52円高の29518.34円となった。東証1部の売買高は11億2670万株、売買代金は2兆4641億円だった。業種別では、鉄鋼、石油・石炭製品、非鉄金属が上昇率上位だった。一方、海運業、小売業、金属製品が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の68%、対して値下がり銘柄は28%となった。
【市況】【↑】日経平均 大引け| 3日続伸、欧米株高を受け景気敏感株中心に買い優勢 (5月10日)
1.日経平均は3日続伸、欧米株高を好感しリスク選好
2.米雇用統計は予測を大幅に下回り、緩和長期化に期待感
3.鉄鋼などの景気敏感株に買いが集まり全体指数押し上げ
4.ファストリが4000円超の大幅安で日経平均の重荷に
5.後場上げ幅縮小も日経平均は3週間ぶりの高値圏で着地
■東京市場概況
前週末の米国市場ではNYダウは前日比229ドル高と5日続伸した。FRBによる金融緩和への長期化観測が強まり過去最高値を3日連続で上回った。
週明けの東京市場では、買いが先行し日経平均株価は一時300円を超える上昇をみせる場面があった。ただ、後場は上値が重くなり上げ幅を縮小している。
10日の東京市場は、前週末の欧米株高を受け大型株をはじめ広範囲に買い優勢の展開となった。前週末の米国株市場では、注目された4月の米雇用統計が事前の市場コンセンサスを大幅に下回り、これを受けて金融緩和環境が長期化するとの思惑からリスク選好の流れとなり、NYダウは連日の最高値更新となった。これを東京市場でも引き継ぐ格好となった。寄り付きこそ売り買いを交錯させていたが、その後急速に上値指向に。前場後半には2万9700円近辺まで水準を切り上げた。ハイテク株は安い銘柄も目立つ展開だったが、鉄鋼などの景気敏感株に投資資金が集中し全体を押し上げた。新型コロナウイルス感染拡大への影響が警戒されたほか、一部の値がさ株への売りが足を引っ張り、後場は上げ幅を縮小したが、日経平均は3週間ぶりの高値圏で着地している。
日経平均・・・29518.34円 160.52円
TOPIX・・・1952.27円 19.22円
JPX日経400・・・17599.28円 166.08円
日経JASDAQ・・・3917.5円 1.93円
東証マザーズ・・・1157.42円 -4.74円
東証REIT指数・・・2056.8円 -0.53円
米ドル円・・・108.73円 -0.41円
ユーロ/円・・・132.33円 0.53円
NYダウ・・・34777.76円 229.23円
NASDAQ・・・13752.23円 119.39円
上海総合・・・3427.99円 9.11円
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