【市況】東京株式(大引け)=62円高、朝安後に切り返すもFOMC前で上値重い
28日の東京株式市場は方向感の定まりにくい地合いだったが、朝安後は徐々に買いが優勢となり日経平均株価は切り返す展開となった。
大引けの日経平均株価は前営業日比62円08銭高の2万9053円97銭と反発。東証1部の売買高概算は12億3708万株、売買代金概算は2兆7025億3000万円。値上がり銘柄数は628、対して値下がり銘柄数は1481、変わらずは79銘柄だった。
きょうの東京市場は様子見ムードの強いなか、朝方は売りが先行したが、その後は戻り足に転じ前場終盤にかけて上昇。ただ上値も重く、後場は高値圏で売り物をこなしていたが、引け際に手仕舞い売りが出て上げ幅を縮小した。前日の米国株市場で主要株指数が高安まちまちとなり、手掛かり材料難が意識された。また、FOMCの結果発表とパウエルFRB議長の記者会見を見極めたいというニーズに加え、大型連休前ということで売り買いともに持ち高を一方向に傾けにくい相場だったといえる。好決算発表銘柄が買いを集め全体相場を支えたほか、外国為替市場でドル高・円安に振れたことも輸出株にプラスに働いた。一方、値下がり銘柄数が1500近くに及ぶなど全体的にはリスク回避ムードが強い。売買代金は2兆7000億円台と今月9日以来の高水準だった。
【市況】日経平均は反発、好決算銘柄に買いもイベント前の様子見ムード強く/相場概況
日経平均は反発。前日の米国株式市場で主要株価指数はまちまちの展開。経済指標の回復が下支えするも、バイデン米大統領の議会演説などを明日に控えた警戒感から膠着感の強い動きとなった。本日の日経平均は祝日前の持ち高調整などを背景に続落して始まった。ただ、好決算を受けた主力銘柄の買いなどを背景に間もなくプラスに転じると、その後は上げ幅を拡げる展開となった。ただ、明日に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表なども控えているだけに引けにかけて失速する動きが見られた。
大引けの日経平均は前日比62.08円高の29053.97円となった。東証1部の売買高は12億3708万株、売買代金は2兆7025億円だった。セクター別では、証券・商品先物取引業、鉱業、輸送用機器、その他製品、電気機器などが上昇率上位に並んだ。一方、海運業、陸運業、パルプ・紙、鉄鋼、医薬品などが下落率上位に並んだ。東証1部の値上がり銘柄は28%、対して値下がり銘柄は全体の67%であった。
【市況】【↑】日経平均 大引け| 小反発、手掛かり材料難のなか円安が追い風に (4月28日)
1.日経平均は朝方安く始まった後、強調展開に変わる
2.手掛かり材料難のなかも為替の円安が追い風材料に
3.FOMCの結果発表を控え、積極的な買いは入らず
4.日経平均はプラスも値下がり銘柄数1500近くに
5.大型連休前も売買代金は2兆7000億円に膨らむ
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比3ドル高と小反発した。米大統領演説など重要イベントを控え様子見ムードのなか、景気敏感株の一角が買われた。
東京市場では方向感の定まりにくい地合いだったが、朝安後は徐々に買いが優勢となり日経平均株価は切り返す展開となった。
28日の東京市場は、様子見ムードの強いなか、朝方は売りが先行したが、その後は戻り足に転じ前場終盤にかけて上昇。ただ上値も重く、後場は高値圏で売り物をこなしていたが、引け際に手仕舞い売りが出て上げ幅を縮小した。前日の米国株市場で主要株指数が高安まちまちとなり、手掛かり材料難が意識された。また、FOMCの結果発表とパウエルFRB議長の記者会見を見極めたいというニーズに加え、大型連休前ということで売り買いともに持ち高を一方向に傾けにくい相場だったといえる。好決算発表銘柄が買いを集め全体相場を支えたほか、外国為替市場でドル高・円安に振れたことも輸出株にプラスに働いた。一方、東証1部の値下がり銘柄数が1500近くに及ぶなど全体的にはリスク回避ムードが強い。売買代金は2兆7000億円台と今月9日以来の高水準だった。
日経平均・・・29053.97円 62.08円
TOPIX・・・1909.06円 5.51円
JPX日経400・・・17201.31円 59.93円
日経JASDAQ・・・3906.06円 -6.28円
東証マザーズ・・・1211.31円 -10.34円
東証REIT指数・・・2057.33円 4.1円
米ドル円・・・108.89円 0.56円
ユーロ/円・・・131.43円 0.67円
NYダウ・・・33984.93円 3.36円
NASDAQ・・・14090.21円 -48.56円
上海総合・・・3457.06円 14.45円
0コメント