【市況】東京株式(大引け)=584円安、新型コロナ感染拡大を警戒し急反落
20日の東京株式市場はリスクオフ一色の展開となり、日経平均は大幅反落を余儀なくされた。米株安や円高の進行に加え、国内で新型コロナウイルス感染者数の増加を警戒した売りがかさんだ。
大引けの日経平均株価は前営業日比584円99銭安の2万9100円38銭と4日ぶり急反落。東証1部の売買高概算は10億8739万株、売買代金概算は2兆3866億3000万円。値上がり銘柄数は240、値下がり銘柄数は1899、変わらずは52銘柄だった。
きょうの東京市場はリスク回避ムードのなか全体指数は大きく下値を探る展開となった。前日の米国株市場で主要株3指数がいずれも下落したほか、為替の円高進行も市場のセンチメントを悪化させている。また、新型コロナ感染拡大が続くなか、大阪府が緊急事態宣言を政府に要請する見込みとなったことで、経済活動が規制されることによる景気の落ち込みを警戒する売りが出た。日経平均寄与度の高い値がさ株が売られ、TOPIXの下げよりも相対的に大きくなり、下げ幅は一時600円を超える場面もあった。先物を絡めた仕掛け的な売り注文も観測され、日経平均は2万9000円割れ目前まで水準を切り下げた。その後はわずかに下げ渋ったものの戻り足は鈍く、ほぼ安値圏で着地している。
【市況】日経平均は4日ぶり大幅反落、コロナ拡大で海外勢の売り/相場概況
日経平均は4日ぶり大幅反落。19日の米国市場でNYダウは4日ぶりに反落し、123ドル安となった。前の週に連日で過去最高値を更新しただけに、利益確定売りが優勢だった。また、国内でも大阪府や東京都が緊急事態宣言の発令要請を視野に入れるなど、新型コロナウイルス感染拡大への懸念が強まっており、本日の日経平均は329円安からスタート。その後も海外勢のものとみられる売りに押されて下げ幅を広げる展開となり、後場には29014.36円(前日比671.01円安)まで下落する場面があった。
大引けの日経平均は前日比584.99円安の29100.38円となった。終値としては3月25日以来の安値水準となる。東証1部の売買高は10億8739万株、売買代金は2兆3866億円だった。業種別では、空運業、不動産業、倉庫・運輸関連業が下落率上位で、その他も全般軟調。上場したのは海運業のみだった。東証1部の値下がり銘柄は全体の87%、対して値上がり銘柄は11%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 急反落、コロナ感染再拡大でリスク回避の売り優勢 (4月20日)
1.日経平均は急反落、580円あまりの大幅安に売り込まれる展開に
2.前日の米株安と円高に加え、新型コロナ感染拡大を懸念する売りが集中
3.大阪府が緊急事態宣言を政府に要請する見込みとなりリスクオフが加速
4.225先物を絡めた売り仕掛けで、日経平均の下落率はTOPIXを上回る
5.一時600円超の下げで、2万9000円割れ目前まで売られる場面も
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比123ドル安と4日ぶりに反落した。景気敏感株を中心に利益確定売りが進んだほか、米長期金利が上昇したことからハイテク株の一角も下げた。
東京市場では、リスクオフ一色の展開となり、日経平均株価は大幅反落を余儀なくされた。米株安や円高の進行に加え、国内で新型コロナウイルス感染者数の増加を警戒した売りがかさんだ。
20日の東京市場は、リスク回避ムードのなか全体指数は大きく下値を探る展開となった。前日の米国株市場で主要株3指数がいずれも下落したほか、為替の円高進行も市場のセンチメントを悪化させている。また、新型コロナ感染拡大が続くなか、大阪府が緊急事態宣言を政府に要請する見込みとなったことで、経済活動が規制されることによる景気の落ち込みを警戒する売りが出た。日経平均寄与度の高い値がさ株が売られ、TOPIXの下げよりも相対的に大きくなり、下げ幅は一時600円を超える場面もあった。先物を絡めた仕掛け的な売り注文も観測され、日経平均は2万9000円割れ目前まで水準を切り下げた。その後はわずかに下げ渋ったものの戻り足は鈍く、ほぼ安値圏で着地している。
日経平均・・・29100.38円 -584.99円
TOPIX・・・1926.25円 -30.31円
JPX日経400・・・17340.48円 -280.95円
日経JASDAQ・・・3942.97円 -14.15円
東証マザーズ・・・1244.79円 -12.37円
東証REIT指数・・・2037.94円 -8.73円
米ドル円・・・108.4円 0.19円
ユーロ/円・・・130.65円 0.59円
NYダウ・・・34077.63円 -123.04円
NASDAQ・・・13914.76円 -137.57円
上海総合・・・3472.94円 -4.6円
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