【市況】東京株式(大引け)=34円高、景気敏感株中心に買い戻される
7日の東京株式市場は景気敏感株を中心に買いが優勢となり、日経平均は小幅ながらプラス圏で引けた。主力銘柄の上値は重かったものの、値上がり銘柄数は多い。
大引けの日経平均株価は前営業日比34円16銭高の2万9730円79銭と小幅反発。東証1部の売買高概算は10億8380万株、売買代金概算は2兆5516億3000万円。値上がり銘柄数は1839、対して値下がり銘柄数は310、変わらずは41銘柄だった。
きょうの東京市場は、前日の米国株市場でNYダウなど主要株指数が揃って軟調だったことや、外国為替市場でのドル安・円高などが逆風材料として意識されたが、前日に日経平均株価が400円近い下落をみせていた反動もあって値ごろ感からの押し目買いが優勢となった。IMFが21年の世界経済見通しについて経済成長率を6.0%成長に上方修正したことで、景気回復への期待感が強まり、鉄鋼や海運、非鉄といった景気敏感株への買いが目立った。国内で新型コロナウイルスの感染者数が大阪府を中心に増加傾向にあることが警戒されているほか、2月決算企業の決算発表を見極めたいとの思惑などが上値を重くしたものの、個別には値上がり銘柄数が多く、TOPIXは上昇率で日経平均を大きく上回って着地している。
【市況】日経平均は小反発、材料難のなか方向感に欠けるも業績期待高い銘柄はしっかり/相場概況
日経平均は小反発。前日の米国株式市場では史上最高値付近での利益確定売りが優勢となりNYダウは終日軟調に。ナスダックも長期金利の低下で底堅く推移したが引けにかけて下落に転じた。前日に400円近く下げていた日経平均は、国際通貨基金(IMF)による世界経済見通しの上方修正や原油価格の上昇を背景とした景気回復期待のほか、前日に大きく下げていたハイテク株の持ち直しなどを支えに、小高くスタートすると上げ幅を一時170円までに拡げた。ただ、その後失速すると一時はマイナスに転じる場面も。それでも、再び上昇に転じた後、後場は小幅にプラス圏での推移を維持するなど、終始こう着感の強い動きとなった。
大引けの日経平均は前日比34.16円高の29730.79円となった。東証1部の売買高は10億8380万株、売買代金は2兆5516億円だった。セクター別では、鉄鋼、海運業、金属製品、非鉄金属、鉱業などが上昇率上位となった。一方、医薬品、陸運業、証券・商品先物取引業、保険業の4業種が下落した。東証1部の値上がり銘柄は83%、対して値下がり銘柄は全体の14%であった。
【市況】【↑】日経平均 大引け| 小反発、前日の大幅安の反動で押し目買い優勢 (4月7日)
1.日経平均は小幅ながら反発、前日の大幅安の反動で買い優勢
2.IMFの世界経済見通し上方修正受け、景気敏感株に買い集まる
3.新型コロナ感染者数が大阪中心に増加傾向にあることは警戒材料
4.2月決算企業の決算発表を見極めたいとの思惑も上値を押さえる
5.値上がり銘柄数は1800を超え、TOPIXの上昇率が目立つ展開
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは96ドル安と3日ぶりに反落した。前日に1週間ぶりに過去最高値を更新した反動で利益確定売りが優勢となった。
東京市場では景気敏感株を中心に買いが優勢となり、日経平均株価は小幅ながらプラス圏で引けた。主力銘柄の上値は重かったものの、値上がり銘柄数は多い。
7日の東京市場は、前日の米国株市場でNYダウなど主要株指数が揃って軟調だったことや、外国為替市場でのドル安・円高などが逆風材料として意識されたが、前日に日経平均が400円近い下落をみせていた反動もあって値ごろ感からの押し目買いが優勢となった。IMFが21年の世界経済見通しについて経済成長率を6.0%成長に上方修正したことで、景気回復への期待感が強まり、鉄鋼や海運、非鉄といった景気敏感株への買いが目立った。国内で新型コロナウイルスの感染者数が大阪府を中心に増加傾向にあることが警戒されているほか、2月決算企業の決算発表を見極めたいとの思惑などが上値を重くしたものの、個別には値上がり銘柄数が多く、TOPIXは上昇率で日経平均を大きく上回って着地している。
日経平均・・・29730.79円 34.16円
TOPIX・・・1967.43円 13.09円
JPX日経400・・・17720.2円 87.11円
日経JASDAQ・・・3953.79円 15.48円
東証マザーズ・・・1228.01円 2.35円
東証REIT指数・・・2034.82円 22.69円
米ドル円・・・109.82円 -0.48円
ユーロ/円・・・130.58円 0.21円
NYダウ・・・33430.24円 -96.95円
NASDAQ・・・13698.38円 -7.21円
上海総合・・・3479.62円 -3.34円
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