【市況】東京株式(大引け)=178円安、朝高後に値を消し2万9000円台割れ
23日の東京株式市場は、朝方は主力銘柄中心に買い優勢で日経平均は高く始まったものの、買いが続かず後場に入ると急速に地合いが悪化した。
大引けの日経平均株価は前営業日比178円23銭安の2万8995円92銭と3日続落。東証1部の売買高概算は13億7129万株、売買代金概算は2兆8900億5000万円。値上がり銘柄数は391、対して値下がり銘柄数は1748、変わらずは55銘柄だった。
前日の米国株市場で主要株指数が揃って上昇し、米長期金利の上昇一服を受けハイテク株への買いが目立ったことから、東京市場でも朝方はこの地合いを引き継ぐ形で広範囲に資金が流入した。日経平均は一時300円以上高い場面もあった。しかし、その後は3月期末を控えた機関投資家の決算対策売りが上値を押さえる格好となり、後場に入ると急速に地合いが悪化した。空運、海運、鉄鋼などここ全体相場を牽引してきた景気敏感セクターへの利食い売りが顕著で、半導体関連などハイテク株への買い戻しも限定的だった。日経平均は約2週間ぶりに2万9000円台を下回ってきょうの取引を終えた。業種別では33業種中32業種が下げている。個別でみても東証1部全体のほぼ8割の銘柄が下落する売り圧力の強い展開だった。
【市況】日経平均は3日続落、米金利上昇への警戒感根強く、29000円割れで安値引け/相場概況
日経平均は3日続落。22日の米国市場でNYダウは反発し、103ドル高となった。長期金利の上昇一服が好感され、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は1.2%の上昇。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで207円高からスタートすると、朝方には29496.83円(前日比322.68円高)まで上昇する場面があった。ただ、米政権が新たな経済対策を計画しているとの報道などから米金利上昇に対する警戒感は根強く、香港などのアジア株が軟調だったこともあり、後場の日経平均はマイナスに転じ安値引けした。
大引けの日経平均は前日比178.23円安の28995.92円となった。終値で29000円を下回ったのは今月8日以来。東証1部の売買高は13億7129万株、売買代金は2兆8900億円だった。業種別では、空運業、海運業、陸運業が下落率上位で、その他も全般軟調。上昇したのはその他製品のみだった。東証1部の値下がり銘柄は全体の80%、対して値上がり銘柄は18%となった。
【市況】【↓】日経平均 大引け| 3日続落、期末を控えた決算対策売りで2万9000円割れ (3月23日)
1.日経平均は3日続落、後場値を崩し2万9000円台割れ
2.米株高を受け朝方300円以上高い場面もあったが買い続かず
3.3月期末を控えた決算対策売りで景気敏感セクターに売り圧力
4.半導体の一角に買い戻しも限定的、33業種中32業種が下落
5.個別も値下がり銘柄数が全体の8割占める状況で売り圧力強い
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比103ドル高と3日ぶりに反発した。米長期金利が低下したことを受け、アップルやマイクロソフトなどハイテク株中心に買いが優勢となった。
東京市場では、朝方は主力銘柄中心に買い優勢で日経平均株価は高く始まったものの、買いが続かず後場に入ると急速に地合いが悪化した。
前日の米国株市場で主要株指数が揃って上昇し、米長期金利の上昇一服を受けハイテク株への買いが目立ったことから、東京市場でも朝方はこの地合いを引き継ぐ形で広範囲に資金が流入した。日経平均は一時300円以上高い場面もあった。しかし、その後は3月期末を控えた機関投資家の決算対策売りが上値を押さえる格好となり、後場に入ると急速に地合いが悪化した。空運、海運、鉄鋼などここ全体相場を牽引してきた景気敏感セクターへの利食い売りが顕著で、半導体関連などハイテク株への買い戻しも限定的だった。日経平均は約2週間ぶりに2万9000円台を下回ってきょうの取引を終えた。業種別では33業種中32業種が下げている。個別でみても東証1部全体のほぼ8割の銘柄が下落する売り圧力の強い展開だった。
日経平均・・・28995.92円 -178.23円
TOPIX・・・1971.48円 -18.7円
JPX日経400・・・17746.3円 -164.86円
日経JASDAQ・・・3932.83円 -9.84円
東証マザーズ・・・1202.61円 -17.49円
東証REIT指数・・・1977.37円 4.71円
米ドル円・・・108.56円 -0.12円
ユーロ/円・・・128.97円 -0.19円
NYダウ・・・32731.2円 103.23円
NASDAQ・・・13377.54円 162.3円
上海総合・・・3411.5円 -31.93円
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