【市況】東京株式(大引け)=49円高、米長期金利警戒も市況関連買われる
週明け15日の東京株式市場は総じて買い優勢の展開となり、日経平均は上値追い基調を継続。ただ、ハイテク株の一角が安く上げ幅は限定的だった。
大引けの日経平均株価は前営業日比49円14銭高の2万9766円97銭と5日続伸。東証1部の売買高概算は15億4166万株、売買代金概算は2兆9345億9000万円。値上がり銘柄数は1800、対して値下がり銘柄数は338、変わらずは57銘柄だった。
きょうの東京市場はやや気迷い気味の値動き。前週末の米国株市場では、大型追加経済対策の成立やワクチン普及を背景とした景気回復期待の高まりを受けNYダウの最高値更新が続いたが、一方でハイテク株比率の高いナスダック総合指数は軟調。米長期金利の上昇が重荷となり、半導体銘柄で構成されるSOX指数なども下落したことから、東京市場でも強弱感が対立する形となった。それでも海運や空運、鉄鋼などの景気敏感セクターが買いを集め、これが全体相場を支える格好となった。また、輸出ハイテク株の一角は売られたものの、外国為替市場でドル高・円安が進行していることを背景に、輸出セクターでも自動車株などが買いを集めた。中小型株に買われる銘柄が多く、値上がり銘柄数は東証1部の8割強に達した。売買代金は3兆円近くをこなした。
【市況】日経平均は小幅に5日続伸、グロース株の一角が重し/相場概況
日経平均は小幅に5日続伸。12日の米国市場でNYダウは293ドル高と6日続伸し、3日連続で過去最高値を更新した。新型コロナウイルスワクチンの普及による景気回復への期待から買いが入った。ただ、長期金利が再び1.6%台に上昇したことを受け、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は反落。週明けの日経平均は86円高からスタートし、朝方には一時29884.73円(前週末比166.90円高)まで上昇したが、バリュー(割安)株が買われる一方でグロース(成長)株の一角に売りが出て、マイナスに転じる場面もあった。
大引けの日経平均は前週末比49.14円高の29766.97円となった。東証1部の売買高は15億4166万株、売買代金は2兆9345億円だった。業種別では、海運業、空運業、銀行業が上昇率上位で、その他も全般堅調。情報・通信業と電気機器の2業種のみ下落した。東証1部の値上がり銘柄は全体の82%、対して値下がり銘柄は15%となった。
【市況】【↑】日経平均 大引け| 5日続伸、市況関連や自動車株が高く買い継続 (3月15日)
1.日経平均は5日続伸、NYダウ最高値受けリスクオン継続
2.米長期金利を警戒しハイテク軟調も海運など市況関連株が高い
3.為替のドル高・円安を背景に自動車セクターなども上値指向に
4.中小型株も買われる銘柄多く、東証1部の8割強の銘柄が上昇
5.個別では楽天が断トツの売買代金をこなしてストップ高人気に
■東京市場概況
前週末の米国市場では、NYダウは前日比293ドル高と6日続伸した。1.9兆ドルの米追加経済対策と、新型コロナウイルスワクチンによる経済正常化への期待を背景に景気敏感株を中心に買いが優勢となった。
週明けの東京市場では総じて買い優勢の展開となり、日経平均株価は上値追い基調を継続。ただ、ハイテク株の一角が安く上げ幅は限定的だった。
15日の東京市場は、やや気迷い気味の値動き。前週末の米国株市場では、大型追加経済対策の成立やワクチン普及を背景とした景気回復期待の高まりを受けNYダウの最高値更新が続いたが、一方でハイテク株比率の高いナスダック総合指数は軟調。米長期金利の上昇が重荷となり、半導体銘柄で構成されるSOX指数なども下落したことから、東京市場でも強弱感が対立する形となった。それでも海運や空運、鉄鋼などの景気敏感セクターが買いを集め、これが全体相場を支える格好となった。また、輸出ハイテク株の一角は売られたものの、外国為替市場でドル高・円安が進行していることを背景に、輸出セクターでも自動車株などが買いを集めた。中小型株に買われる銘柄が多く、値上がり銘柄数は東証1部の8割強に達した。売買代金は3兆円近くをこなした。
日経平均・・・29766.97円 49.14円
TOPIX・・・1968.73円 17.67円
JPX日経400・・・17763.78円 141.95円
日経JASDAQ・・・3866.76円 15.94円
東証マザーズ・・・1196.89円 -10.26円
米ドル円・・・109.09円 0.06円
ユーロ/円・・・130.07円 -0.17円
NYダウ・・・32778.64円 293.05円
NASDAQ・・・13319.86円 -78.8円
上海総合・・・3419.94円 -33.13円
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