【市況】東京株式(大引け)=241円高、米経済対策期待で5日続伸も終盤伸び悩む
14日の東京株式市場は、リスクを取る動きが優勢となり、日経平均は後場に先物主導で500円を超える上昇をみせる場面もあったが、終盤は伸び悩んだ。
大引けの日経平均株価は前営業日比241円67銭高の2万8698円26銭と5日続伸。東証1部の売買高概算は14億1374万株、売買代金概算は3兆2420億7000万円。値上がり銘柄数は1000、値下がり銘柄数は1090、変わらずは98銘柄だった。
きょうの東京市場は朝方に日経平均が小幅安でスタートしたが、その後は大きく買い優勢に傾き、先物へのショートカバーなどを絡め上げ足を加速、上げ幅は一時520円あまりに達した。一時は2万9000円大台を目前に捉える場面もあった。現地時間14日にバイデン次期米大統領が追加経済対策の発表を予定しており、これに期待する買いが広範囲に入った。ただ、前場に全体相場の上げを先導した半導体関連株が後場後半に崩れ、日経平均株価はその後は上げ幅を急速に縮める展開を強いられることに。結局240円あまりの上昇で着地している。値上がり銘柄数を値下がりが上回り、TOPIXの上げ幅は8ポイント台にとどまった。全体売買代金は3兆2000億円台と大きく膨らみ、昨年11月末以来の高水準だった。
【市況】日経平均は5日続伸、一時500円超上昇も、パウエル氏討議前に急失速/相場概況
日経平均は5日続伸。13日の米国市場でNYダウは小幅に反落し、8ドル安となった。長期金利の低下に伴い景気敏感株を中心に利益確定売りが出た。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで13円安からスタートしたが、根強い先高期待を背景に買いが入り、後場中ごろを過ぎると一時28979.53円(前日比522.94円高)まで上昇。しかし、その後薄商いだった先物に売りが出るなどして急失速した。今晩の米国で討議に参加する予定のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の発言を見極めたいといった思惑などがあったようだ。
大引けの日経平均は前日比241.67円高の28698.26円となった。バブル崩壊後の戻り高値を連日で更新し、終値としてはおよそ30年5カ月ぶりの高値水準となる。東証1部の売買高は14億1374万株、売買代金は3兆2420億円だった。業種別では、ゴム製品、陸運業、情報・通信業が上昇率上位だった。一方、海運業、鉄鋼、鉱業が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の46%、対して値下がり銘柄は50%となった。
【市況】【↑】日経平均 大引け| 5日続伸、米追加経済対策の発表目前で期待感浮上 (1月14日)
1.日経平均は5日続伸、一時500円超の上昇も終盤上げ幅縮小
2.朝方は小安く始まるも、その後次第高で上げ足を加速する展開
3.バイデン次期米大統領の追加経済対策の発表目前で期待感浮上
4.後場は一段高スタート、終盤は半導体株が値を崩し地合い悪化
5.値上がり数を値下がりが上回るが、売買代金は高水準に膨らむ
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比8ドル安と小反落した。追加経済対策への期待が高まるなか、景気敏感株などに対する利益確定売りが膨らんだ。
東京市場ではリスクを取る動きが優勢となり、日経平均株価は後場に先物主導で500円を超える上昇をみせる場面もあったが、終盤は伸び悩んだ。
14日の東京市場は、朝方に日経平均が小幅安でスタートしたが、その後は大きく買い優勢に傾き、先物へのショートカバーなどを絡め上げ足を加速、上げ幅は一時520円あまりに達した。一時は2万9000円大台を目前に捉える場面もあった。現地時間14日にバイデン次期米大統領が追加経済対策の発表を予定しており、これに期待する買いが広範囲に入った。ただ、前場に全体相場の上げを先導した半導体関連株が後場後半に崩れ、日経平均はその後は上げ幅を急速に縮める展開を強いられることに。結局240円あまりの上昇で着地している。値上がり銘柄数を値下がりが上回り、TOPIXの上げ幅は8ポイント台にとどまった。東証1部の売買代金は3兆2000億円台と大きく膨らみ、昨年11月末以来の高水準だった。
日経平均・・・28698.26円 241.67円
TOPIX・・・1873.28円 8.88円
JPX日経400・・・17001.38円 86.12円
日経JASDAQ・・・3784.6円 -23.87円
東証マザーズ・・・1207.54円 -31.22円
米ドル円・・・103.99円 0.31円
ユーロ/円・・・126.46円 -0.06円
NYダウ・・・31060.47円 -8.22円
NASDAQ・・・13128.95円 56.51円
上海総合・・・3565.9円 -32.74円
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