【市況】東京株式(大引け)=8円高、気迷いムードも下値固くプラス圏着地
3日の東京株式市場は朝方売り先行も、その後日経平均は前日終値を挟んで往来となった。方向感なくもみ合ったが下値は固く、大引けはわずかにプラス圏で着地。
大引けの日経平均株価は前営業日比8円39銭高の2万6809円37銭と小幅ながら3日続伸。東証1部の売買高概算は12億3343万株、売買代金概算は2兆5457億9000万円。値上がり銘柄数は1266、値下がり銘柄数は834、変わらずは77銘柄だった。
きょうの東京市場は、気迷いムードの強い展開。前日の米国株市場は新型コロナワクチン実用化に対する期待感からNYダウが小幅続伸したものの、ナスダック総合指数は小反落し上昇一服感が出ており、その地合いを引き継ぐ形となった。国内では東京などで新型コロナウイルスの感染拡大が加速しており、経済活動への影響が警戒されている。最近は外国人投資家の買いに加え、国内機関投資家の一角も買いを入れているとの観測もあったが、日経平均は騰落レシオなどのテクニカル指標面から過熱感も意識されており、きょうは週末発表予定の11月の米雇用統計を見極めたいとの思惑もあって積極的な買いは入りにくかった。海運、非鉄などの景気敏感株が高く、精密機器やサービス業に売りが目立った。売買代金は2兆5000億円台にとどまっている。
【市況】日経平均は小幅に3日続伸、ワクチン期待も一進一退/相場概況
日経平均は小幅に3日続伸。2日の米国市場でNYダウは続伸し、59ドル高となった。追加経済対策の協議進展や新型コロナウイルスワクチンの普及への期待が相場を押し上げた。ただ、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は小幅に反落。本日の日経平均は60円安からスタートすると、NYダウの上昇を支えにプラス圏に浮上する場面もあったが、前日終値を挟み一進一退の展開が続いた。主力グロース(成長)株に利益確定の売りが出る一方、コロナ禍のダメージが大きかったセクターや景気敏感株に買いが入った。
大引けの日経平均は前日比8.39円高の26809.37円となった。終値ベースではバブル崩壊後の戻り高値を連日で更新。東証1部の売買高は12億3343万株、売買代金は2兆5457億円だった。業種別では、海運業、空運業、パルプ・紙が上昇率上位だった。一方、精密機器、ゴム製品、サービス業が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の58%、対して値下がり銘柄は38%となった。
【市況】【↑】日経平均 大引け| 3日続伸、ワクチンの実用化接近で下値抵抗力発揮 (12月3日)
1.日経平均は小幅ながら3日続伸、上昇一服も下値抵抗力発揮
2.新型コロナワクチンの実用化接近で下値では押し目買い需要旺盛
3.国内で新型コロナ感染拡大、経済活動への影響懸念で上値も重い
4.日経平均ベースの騰落レシオなどテクニカル指標は過熱感を示唆
5.週末発表予定の米雇用統計を見極めたいとの思惑で売買代金減少
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比59ドル高と続伸した。新型コロナウイルスのワクチン実用化や追加経済対策への期待で景気敏感株中心に買われた。
東京市場では朝方は売り先行も、その後日経平均株価は前日終値を挟んで往来となった。方向感なくもみ合ったが下値は固く、大引けはわずかにプラス圏で着地。
3日の東京市場は、気迷いムードの強い展開。前日の米国株市場は新型コロナワクチン実用化に対する期待感からNYダウが小幅続伸したものの、ナスダック総合指数は小反落し上昇一服感が出ており、その地合いを引き継ぐ形となった。国内では東京などで新型コロナウイルスの感染拡大が加速しており、経済活動への影響が警戒されている。最近は外国人投資家の買いに加え、国内機関投資家の一角も買いを入れているとの観測もあったが、日経平均は騰落レシオなどのテクニカル指標面から過熱感も意識されており、本日は週末発表予定の11月の米雇用統計を見極めたいとの思惑もあって積極的な買いは入りにくかった。海運、非鉄などの景気敏感株が高く、精密機器やサービス業に売りが目立った。東証1部の売買代金は2兆5000億円台にとどまっている。
日経平均・・・26809.37円 8.39円
TOPIX・・・1775.25円 1.28円
JPX日経400・・・16122.68円 -7.79円
日経JASDAQ・・・3675.12円 -4.21円
東証マザーズ・・・1232.94円 -32.62円
米ドル円・・・104.28円 -0.28円
ユーロ/円・・・126.46円 0.26円
NYダウ・・・29883.79円 59.87円
NASDAQ・・・12349.36円 -5.73円
上海総合・・・3442.13円 -7.24円
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