【市況】東京株式(大引け)=282円高、トランプ大統領の症状改善で安心感
週明け5日の東京株式市場は日経平均が反発に転じた。新型コロナウイルスに感染したトランプ米大統領の症状が改善しているとの見方から、広範囲に買い戻す動きが優勢となった。
大引けの日経平均株価は前営業日比282円24銭高の2万3312円14銭と反発。東証1部の売買高概算は10億4647万株、売買代金概算は2兆711億4000万円。値上がり銘柄数は1905、対して値下がり銘柄数は226、変わらずは46銘柄だった。
きょうの東京市場は朝方から主力株をはじめ幅広く買いが先行した。前週末2日の取引終盤はトランプ米大統領が新型コロナウイルス検査で陽性反応が出たことが明らかとなり、先物を絡め全体相場は下押したが、きょうはその買い戻しが全体を押し上げる格好となった。一時は重症化が取り沙汰されたトランプ米大統領だが、5日にも退院すると伝わったことが、マーケット心理を強気に傾けた。追加経済対策への期待も高まるなか、米株価指数先物が強調展開をみせ、それに追随して日経平均も高くなった。業種別では鉄鋼や非鉄など景気敏感株が値上がり上位で33業種中、32業種が上昇。東証1部の値上がり銘柄数は1900を超えた。ただ、全体売買代金は2兆円台には乗せたものの、9月17日以来の低水準だった。
【市況】日経平均は反発、「トランプ氏5日にも退院」報道で買い戻し/相場概況
日経平均は反発。2日の米国市場でNYダウは3日ぶりに反落し、134ドル安となった。追加経済対策の成立期待から買いも入ったが、トランプ大統領の新型コロナウイルス感染を懸念した売りが先行した。日経平均も2日の取引中にトランプ氏感染の報道を受けて値を崩したが、本日は同氏が5日中にも退院できる可能性があるとの医師団の見方が伝わって買い戻しが入り、224円高と反発スタート。朝方には23377.43円(前週末比347.53円高)まで上昇する場面もあったが、その後は先行き不透明感から上値の重い展開だった。
大引けの日経平均は前週末比282.24円高の23312.14円となった。東証1部の売買高は10億4647万株、売買代金は2兆0711億円だった。業種別では、鉄鋼、鉱業、陸運業が上昇率上位で、その他も全般堅調。下落したのはその他製品のみだった。東証1部の値上がり銘柄は全体の87%、対して値下がり銘柄は10%となった。
【市況】【↑】日経平均 大引け| 反発、トランプ大統領の病状改善で買い戻し優勢 (10月5日)
1.日経平均は反発、前週末に下げた分を大きく上回る戻り足みせる
2.新型コロナに感染したトランプ大統領の病状改善をプラス材料視
3.強調展開みせる米株先物を横目に主力株はじめ幅広く買いを誘う
4.業種別指数は鉄鋼や非鉄など景気敏感株中心にほぼ全面高様相に
5.売買代金は膨らまず、2兆円台キープも9月17日以来の低水準
■東京市場概況
前週末の米国市場では、NYダウは前日比134ドル安と3日ぶりに反落した。トランプ米大統領が新型コロナウイルスに感染したことが判明したことを受けて、リスク回避の売りが優勢となった。
週明けの東京市場では、日経平均株価が反発に転じた。新型コロナウイルスに感染したトランプ米大統領の症状が改善しているとの見方から、広範囲に買い戻す動きが優勢となった。
5日の東京市場は、朝方から主力株をはじめ幅広く買いが先行した。前週末2日の取引終盤はトランプ米大統領が新型コロナウイルス検査で陽性反応が出たことが明らかとなり、先物を絡め全体相場は下押したが、本日はその買い戻しが全体を押し上げる格好となった。一時は重症化が取り沙汰されたトランプ米大統領だが、5日にも退院すると伝わったことが、マーケット心理を強気に傾けた。追加経済対策への期待も高まるなか、米株価指数先物が強調展開をみせ、それに追随して日経平均も高くなった。業種別では鉄鋼や非鉄など景気敏感株が値上がり上位で33業種中、32業種が上昇。東証1部の値上がり銘柄数は1900を超えた。ただ、売買代金は2兆円台には乗せたものの、9月17日以来の低水準だった。
日経平均・・・23312.14円 282.24円
TOPIX・・・1637.25円 28.03円
JPX日経400・・・14722.75円 246.64円
日経JASDAQ・・・3604.09円 32.61円
東証マザーズ・・・1253.7円 32.01円
米ドル円・・・105.65円 0.48円
ユーロ/円・・・124.18円 0.9円
NYダウ・・・27682.81円 -134.09円
NASDAQ・・・11075.01円 -251.49円
上海総合・・・3218.05円 -6.3円
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